ストレスや冷え、むくみ、不眠、便秘、首・肩こりなど、心身の不調に合わせたアロマトリートメントで症状の改善を目指します。

メディカルハーブとアロマの自然療法室

札幌 HERB GARDEN

札幌駅近くでオーガニック精油を使用したアロマトリートメント

アクセス

JR札幌駅10分
地下鉄さっぽろ駅
16番出口から7分

健康に関するお役立ち情報 2

札幌にあるアロマトリートメントのお店「HERB GARDEN」のブログ記事です。片頭痛や低血圧による症状、出産後の不調、秋バテ、冬うつ、気温の寒暖差による不調、栄養素の糖質についてなど、健康や心身の不快症状などに関する情報を書いています。

雨や台風が近づくと痛む天気痛

2018年7月2日(月)

 

札幌でアロマトリートメントのHERB GARDENにご来店いただき、ありがとうございます。

 

あっという間に7月になりました。

ですが、札幌は先週から雨がずっと続いており、待ちに待った夏の到来はまったく感じられま

せん。台風がじわじわと北へ進んできて北海道も影響を受け、今週もまた雨の予報・・・。

 

さて、こんな天気が続く中、新規のお客様がマッサージでいらしてくださいました。

九州にご自宅があり、用事で札幌にいらして長期間滞在されているのですが、札幌に到着して

から、すこぶる体調が良かったそう。

「九州は雨が多くて湿気も多いから、体調を崩しやすくって、すぐ片頭痛になるんです。

台風なんて発生したら一発ですよ。遠くてもすぐ痛むんです。」と。

「札幌は、湿気が少なくて爽やかだから体調がとても良かったんですけど、最近雨が多いし、

先日片頭痛がひどいなと思ったら、沖縄に台風が発生したでしょ?原因はあれですよ。」

と。

そうそう、雨や台風がくると片頭痛って起こりやすくなるのです。

天気痛とよばれ、痛みの原因は気圧の変化や湿度などによるものです。
 


~天気痛とは~

雨や台風など、低気圧が近づくと、片頭痛が起こったり、関節が痛み出したり、

以前痛めた箇所が痛むことをいい、気圧や気温、湿度などの気象条件の変化によって、

体や傷の痛みが発生し、気象病ともいいます。

症状は、頭痛や腰痛、神経痛などの痛みの他、首・肩こり、めまい、吐き気などもあります。

 

~原因は「耳」~

気圧の変化を敏感に感じ取るのが、耳の奥の「内耳」。

体のバランスを保っている器官が集まっている部分ですが、ここの気圧の変化を感じる

センサーが敏感な人ほど、少しの気圧の変化に反応し、その情報が脳に伝わり、自律神経の

交感神経が興奮します。この時、痛み物質が分泌され、痛み神経を刺激して痛みを感じます。

 

次回は、痛みの対処法とおすすめのアロマをご紹介いたします。

ズキンスキンと痛む片頭痛

2018年6月11日(月)

 

札幌でアロマトリートメントのHERB GARDENにご来店いただき、ありがとうございます。

 

先日、初めてアロマトリートメントでご来店いただいた新規のお客様。

片頭痛にお悩みとのことで、お話をお聞きすると、

接客のお仕事で、新規で立ち上げたお店の店長を任され、プレッシャーで緊張とストレスが

とても強く、また、連日終電近くまで働いて、心も体もボロボロに疲れているそう。

片頭痛は、お仕事がお休みの日になると必ず起こり、ズキンズキンと痛むとのこと。

 

仕事が休みの日に痛む・・・。そう、これは片頭痛の特徴の一つなんです。

 

■片頭痛とは■

脳の血管が急激に拡張し、血管の周囲にある神経を刺激することで発症すると考えられていま

す。脈を打つようにズキンズキン、ガンガンと痛み、吐き気も伴うこともあり、繰り返し起こ

ります。

 

■原因■

先述のお客様のように、緊張やストレスから解放されたときに、急激に血管が拡張することが

多く、仕事のない休日などに起こりやすくなります。

その他、強い光や温度差、気候や気圧の変化、女性ホルモンの変動、寝不足、寝過ぎ、疲労、

刺激臭、混雑した人ごみなども片頭痛を誘発するといわれています。

 

■予防法■

人によって片頭痛が起こる原因が違うため、自分の発症しやすいパターンを把握しましょう。

寝不足の時に発症するのか、人混みの中にいると発症しやすいのか、香水や柔軟剤などの強い

刺激臭を嗅ぐと発症しやすいのか、原因を探り、できる限りそれを避けるようにしましょう。

ワインなどのアルコールも血管を拡張させ、痛みの原因や悪化につながりますので、片頭痛が

起こりやすい方は避けた方がよいです。

 

そうはいっても、避けられずに頭痛が起きてしまうことがあるかもしれません。

次回は、片頭痛の痛みが起こってしまった時の応急対処法について書きます。

低血圧による冷え、疲れやすさ、めまい

2018年3月20日(火)

 

札幌でアロマトリートメントのHERB GARDENにご来店いただき、ありがとうございます。

 

東京ではもう桜が開花したそうですね。いいなぁ。きっと暖かいのでしょうね。

札幌でも時々寒さが戻りながらも、少しずつ暖かくなってきましたが、雪がまだまだ沢山

残っています。早く雪がとけて、お花が次々と咲いてほしいです。

 

さて先日、ご新規様のマッサージでご来店のお客様。

いつも通りカウンセリングシートに、ご体調についてご記入いただくと、

「冷え、首・肩こり、めまい、吐き気、頭痛、むくみ、不眠」と、けっこう症状がいっぱい。

う~む・・・。

さらに、カウンセリングでお話をお聞きすると、その他にやだるさ、立ちくらみ、耳鳴り

などの症状もあるそう。

うーむ・・・これは・・・。

「もしかして、血圧低いですか?」とお聞きすると、「あ、そうです!いつも低いです。」

と。

実は、上記の症状は、血圧が低いと起こりがちな典型的な症状なのです。

 

「血圧」とは血管内の圧力で、心臓から流れる血液が血管を押す力であるため、血圧が低く

なると、血液の循環が悪くなります。

最高血圧が140以上の場合は高血圧、100以下は低血圧とされています。

血圧って、高いと脳卒中や心不全などの病気に関わるため、高血圧ばかり注意されがちです

が、低くても、脳や心臓の疾患を引き起こす可能性があり、注意が必要なのです。
 

■低血圧が原因で起こりやすい症状■

頭痛・めまい、肩こり・耳鳴り・寝つきが悪い、不眠・だるさ、吐き気、疲れやすい、

立ちくらみ、腹痛、胃もたれ、発汗、どうき、息切れ、朝起きられない、など・・・。

食後に低血圧になることもあります。
消化のために血液が胃の周辺に集まり、全身に送られる血液量が少なくなるために起こります。
食後に具合が悪くなりやすい方は、急に沢山食べることは控えましょう。

 

次回は、低血圧による症状の緩和・改善方法について書きます。

冬季限定の「冬うつ」

2017年12月4日(月)

 

札幌でアロマトリートメントのHERB GARDENにご来店いただき、ありがとうございます。

 

とうとう12月になってしまいました。

今年もあと1か月もないなんて、まだ実感がありません。

日も短くなり、今月22日は、一年で一番昼の時間が短い「冬至」です。

「日が短くなり、寒さを感じる季節になると毎年なぜか気持ちが落ち込む・・・」

そんな症状が表れる方がいたら、もしかしたらそれは「冬うつ」かもしれません。

 

「冬うつ」とは、

その名の通り、冬季限定で表れる季節性うつで、日が短くなる秋から冬に表れ、春になると

自然と症状が回復して元気になるという特徴があり、2年以上同じ状態が続きます。

 

~原因~

日照時間が短いことが原因で、脳内のセロトニンが不足することで症状が表れやすくなります。

夜は、メラトニンという睡眠ホルモン分泌されて眠くなりますが、朝になり、光を浴びると

覚醒ホルモンのセロトニンの分泌に切り替わります。

セロトニンは別名「幸せホルモン」とも呼ばれ、幸福感のもとになったり、抑うつ状態を

抑えたりする効果があるため、朝浴びる光が足りなかったり、体が光を欲するタイミングが

ずれたりすると、セロトニンへの切り替えがスムーズに行われず、セロトニン不足となり、

抑うつ状態になりやすくなってしまうのです。

 

~他のうつとの違い~


気分が落ち込むという点は、他のうつの同じですが、それ以外は、他のうつとは対照的な症状が表れます。

 

 冬うつうつ
 原因日照不足による生体リズムの乱れ人間関係のトラブルなど
  気分朝は上がるが、夕方は落ち込み朝は落ち込み、夕方は上がる
  睡眠過眠になる眠れなくなる
  体重増える減る
 食欲増す。特に甘い物が食べたくなる食欲がなくなる


 

~対策~

朝、しっかりと光を浴びましょう。

朝起きたらカーテンを開けて5分くらい光を浴びたり、起床時に外がまだ暗い場合などは、

蛍光灯の光を30分くらい浴びましょう。

抗うつ剤などのお薬は改善が望めませんので、まずは生活を改善することが重要です。

出産後のその不調、甲状腺の異常かも

2017年11月27日(月)

 

札幌でアロマトリートメントのHERB GARDENにご来店いただき、ありがとうございます。

 

今回は出産後の不調についてのお話。

先日、マッサージでご来店いただいたリピーターのお客様。

ご妊娠中からマタニティアロマトリートメントをお受けになり、ご出産後もトリートメントに

いらしてくださっていたのですが、「先日たまたま受けた血液検査で、甲状腺の異常が

見つかったんです。」と、不安そうなお顔で言われました。


実は、出産後2か月以降に、代謝を調節する甲状腺の病気を経験する女性は、5~10%います。

~甲状腺とは~

のど仏の下にある蝶のような形の臓器で、体内の代謝に関わるホルモンを作り、分泌していま

す。このホルモンの分泌が、多すぎても少なすぎても、体に様々な症状があらわれます。
 

■ホルモンが過剰の場合(中毒症、バセドウ病)

甲状腺でホルモンが過剰に作られ、新陳代謝が活発になります。

・動悸、息切れ
・暑がり、汗が出る
・体重減少
・手の震え
・下痢
・イライラ、怒りっぽい
・疲れやすい
・不眠

 

■ホルモンが不足の場合(低下症、橋本病)

ホルモンの分泌が少なくなり、体内のあらゆる機能が低下します。

・疲れやすい、だるい
・気力の低下
・寒がり
・体重増加
・皮膚の乾燥
・便秘
・うつ状態
・記憶力低下
・眠気

 

この他に、「無痛性甲状腺炎」もあります。

抗体が自分の甲状腺の細胞を攻撃してしまう病気で、破壊された細胞からホルモンが全身に

流れ出し、中毒症状が出た後、1~2か月ほどでホルモンが全て出た後は、ホルモンが不足した

低下症になることがあります。

 

本人も周囲も、単なる「育児疲れ」と思いがちですが、辛い症状を我慢せず、「おかしい」と

思ったら、内科の病院で甲状腺の検査を受けてみてください。

激しい寒暖差で起こる「寒暖差アレルギー」

2017年10月23日(月)

 

札幌でアロマトリートメントのHERB GARDENにご来店いただき、ありがとうございます。

 

本日、札幌ではとうとう初雪が降ってしまいました。

超大型の台風が近づき、その影響のようですが、天気予報の「雪マーク」を見ても、

「いやいや。まさかそんな、早すぎるよ。ないない。」と思っていたら、ホントに降りまし

た。じゃんじゃんと。横殴りで。

「えー!!ウソでしょうー?」と独り言で叫び、呆然としてしまいました。

雪は積もりませんでしたが、何だか一気に冬の雰囲気です・・・。

 

さて、今日はそんなお天気で、札幌の最低気温は2度、最高でも5度の予報。

でも昨日は最高気温が14度まで上がり、明日は台風一過でまた、13度まで上がる見込み。

まるでジェットコースターのように激しい気温の上下です。

秋は季節の変り目でこんな気温の上下が激しい日が多く、また、朝晩と昼間でも、

寒暖差が激しくなります。

 

こんな時期は、アレルギーに似た症状が出るのをご存知でしょうか?

「くしゃみや鼻水が止まらない・・・」

これは「寒暖差アレルギー」とも呼ばれ、激しい気温差が原因なのです。

気温差の上下が大きいと、寒暖差が刺激になって、鼻の粘膜が敏感な人はアレルギーに似た

反応を示し、花粉症のようなくしゃみや鼻水の症状が出ます。

前日との気温、朝晩と昼間の気温差が10度ほど違うと発症し、「風邪かな?」と思うかもしれ

ませんが、のどの痛みや熱が出ることはありません。
 

~予防対策~

マスクをしましょう。鼻や喉に触れる空気が約37度に保たれるため、効果的です。

アロマテラピーもおすすめです。マスクの内側に、ユーカリやペパーミントなどの精油を1滴

落とすと、スーとした香りで、鼻水などの症状を緩和します。


 

激しい気温差は、体温を調節している自律神経にも大きな負担がかかり、バランスが乱れ、

血管を収縮したり広げたりする働きなどがうまくいかず、冷えや疲れやすいといった症状が

出るほか、免疫力が下がって風邪をひきやすくなったりします。

 

気温の上下に対応できるよう、服装に気を付けましょう。

肌寒さを感じたら、大判ストールやマフラー、スヌード、ファー小物などを活用するとよいです。

目安として・・・

〇気温が15度前後・・・カーディガンやセーターなど

〇気温が10度ほど・・・コート

〇気温が5度ほど・・・ダウンコート
 

少し大きめのバッグに、カーディガンや手袋、ストール、マフラーなど、何か防寒用の物を

入れておくと、寒くなった時に便利ですよ。

その不調、秋バテかもしれません

2017年10月2日(月)

 

札幌でアロマトリートメントのHERB GARDENにご来店いただき、ありがとうございます。

 

気が付いたらもう10月になってしまいました。早いですね。

北海道は朝晩は涼しいを通り超してもはや寒く、先日、マッサージ室の室温が低くて

まだ9月なのにとうとう暖房をつけてしまいました。

 

さて、厳しい暑さの夏が終わり、過ごしやすくなってほっとしつつも、何だか最近体調が

すぐれない、という方、いませんか?

何となくやる気が出ない、食欲があまりない、だるい、イライラする、憂うつな気分、

むくんでいる、便秘や下痢、疲れが取れない、首・肩こりがひどい、めまいがする・・・。

その不調、もしかしたら秋バテかもしれません。

~秋バテとは~

暑さの厳しい夏の疲れが、秋になってあらわれる不調です。

暑さで食欲がなく、きちんと食事ができなかったり、体力が落ちたり、冷房で体が冷えた後、

外に出て暑くなったりと、身体に負担がかかって何かと疲れが溜まる夏。

暑さが過ぎた後になってその疲れが出て、だるさなどの身体の不調が出ててくることがあります。
 

~原因~

・冷房や、冷たい飲み物・食べ物の摂り過ぎによる体の冷え

・冷房がきいた室内と外の気温との寒暖差による、自律神経の乱れ

・暑さによる疲れやストレス

・栄養の偏った食事

 

~対処法~

規則正しい生活で食事をきちんと摂り、体を温め、たっぷり睡眠をとりましょう。

栄養バランスの良い、温かい食べ物や、飲み物を摂り、お風呂はぬるめのお湯で20分、

ゆっくりリラックスして体を温めます。

夜は睡眠時間を確保し、スマホをしないで眠りましょう。

 

きちんと身体を温めることで、血のめぐりが良くなり、冷えた内臓が温められて回復し、

身体の調子が整ってきます。

 

特に秋は季節の変りめで、朝晩と日中の気温の寒暖差が大きく、体温調整などをおこなって

いる自律神経がストレスを受け、バランスが乱れやすい時期。

うっかり薄着で身体が冷えないよう、お気をつけてお過ごしください。

糖質のおすすめの摂り方と注意

2017年8月28日(月)

 

札幌でアロマトリートメントのHERB GARDENにご来店いただき、ありがとうございます。

 

脳、神経組織、赤血球、腎尿細管、精巣、酸素不足の骨格筋・・・。

これらの組織は、何をエネルギー源としているかわかりますか?

答えはぶどう糖。そう、糖質です。

糖質は身体に必要不可欠な栄養素。

前回は糖質の体内での働きについて書きましたが、今回は、糖質の摂り方について書きます。


厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」によると、理想とされる一日の摂取エネルギーは、

成人で、糖質(50~60%)、脂質(20~30%)、たんぱく質(13~20%)となっています。

健康維持のためには、一日に摂取するエネルギーのうち、50~60%は糖質で摂ることが、

推奨されています。

だからといって、この糖質50~60%を、ケーキやチョコレート、アイスクリーム、お酒など

の糖質で摂ることは、けっしておすすめはしません。


おすすめは、ずばり穀物。

つまり、ごはんやパン、麺類などの主食です。

毎食、これらの主食を食べることにより、必要な糖質の摂取量に近づきます。

さらにおすすめなのは、精製度の高い白米や白パンではなく、玄米や雑穀米、全粒粉を使った

パンや麺です。

栄養も多く、食後の急激な血糖値の上昇を抑え、また繊維質が多いので、腸内環境をよくし

て、便通の改善にもつながります。


一方で注意したいのは、一日に何杯も何気に飲んでいる飲み物やお菓子。

頭の中で、何となく食事とは別に「除外」してしまい、一日の摂取エネルギーとして計算して

いない人、いませんか?


ではわかりやすく、飲み物の砂糖の量をみてみます。

〇コーラ(500ml 角砂糖19個分 )

〇スポーツドリンク(500ml 角砂糖約10個分 )

〇サイダー(500ml 角砂糖約17個分 )

〇オレンジジュース(500ml 角砂糖約19個分 )

〇ビール(500ml 角砂糖6個分)

〇梅酒(200ml 角砂糖14個分)

 

角砂糖19個分って・・・。すごくないですか?

もし、ノンシュガーの飲み物に「お好みで角砂糖をお入れください」って言われたら、

自分で角砂糖19個なんて、恐ろしくて入れないですよね?

ダイエット中だからと、白いご飯の量を少なめにしても、結局飲み物で糖質を摂ってしまって

は意味がありません。

「スポーツドリンクならいいでしょ。」などと、気軽にゴクゴク飲んでいたり、

お菓子を食べたりすると、知らない間に糖質過剰摂取につながってしまいます。

主食をきちんと食べ、糖質に偏った栄養バランスにならないよう注意しましょう。

糖質は必要なエネルギー源

2017年8月21日(月)

 

札幌でアロマトリートメントのHERB GARDENにご来店いただき、ありがとうございます。

 

糖質制限ダイエットがはやっていますね。

ごはんやパン、麺などの糖質の摂取量を抑え、代わりにたんぱく質や脂質を多めに摂るという

ダイエット方法。

単に「糖質は太るから」「糖質を抜けば痩せるんでしょ?」と、自己流で主食をまったく

食べない食事をしている方はいませんか?


確かに糖質は、食べ過ぎると太りますが、脂質、たんぱく質と並ぶ大切な栄養素の一つ。

けっして悪者ではありません。

今回は大事な栄養素「糖質」についてのお話を書きます。

 

糖質は、

ブドウ糖や果糖などの単糖類と、砂糖の主成分であるショ糖などの二糖類、デンプンや

グリコーゲンなどの多糖類があります。

食べた糖類は、身体の中で単糖類に分解され、小腸で吸収された後、再び多糖類のグリコーゲ

ンとして肝臓と筋肉に蓄積されます。

身体を動かす時は、まず筋肉のグリコーゲンが分解されて使われ、それがなくなると、今度は

肝臓のグリコーゲンが利用されるといった仕組みで、体内ではまず糖質が消費されます。

そのため、脂質(脂肪)はすぐには使われず、例えばランニングなどの運動する時は、体内で

まず糖質が消費され、血糖値が下がってから、脂肪の消費が開始されるため、

ダイエットで脂肪を落とそうと運動しても、糖質をまったく摂らずにいると、早い段階で

すぐに疲れてしまい、運動が続かなくなります。

また、よく朝ごはんを食べない人がいますが、脳の栄養はおもにブドウ糖。

脳は、体重の約2%の重量ですが、基礎代謝の約20%を消費するといわれ、

例えば、基礎代謝量1500kcal/日とすれば、脳のエネルギー消費は約300kcal/日にもなり、

朝ごはんで糖質を摂らないと、脳が栄養不足になってしまいます。

頭がよく働かず、ぼーとしがちで、仕事の能率が悪かったり、授業に集中できず、問題を解く

のに時間がかかったりします。

一日元気に活動するために、朝食を抜かず、ごはんを食べて適度に糖質を摂りましょう。

 

次回は糖質の摂り方について書きます。