ストレスや冷え、むくみ、不眠、便秘、首・肩こりなど、心身の不調に合わせたアロマトリートメントで症状の改善を目指します。

メディカルハーブとアロマの自然療法室

札幌 HERB GARDEN

札幌駅近くでオーガニック精油を使用したアロマトリートメント

アクセス

JR札幌駅10分
地下鉄さっぽろ駅
16番出口から7分

精油の扱い方と注意点

アロマテラピーで使用する「精油」について、扱い方と注意点をご紹介いたします。精油の使い方を間違えたり、独自の判断で使用すると、皮膚などにトラブルが起こることがあります。ルールを守って、アロマテラピーを安全に使用し、楽しみましょう。

精油を使用する際の扱い方と注意点

アロマテラピーは医療ではなく、精油は医薬品ではありません。

アロマテラピーで使用する「精油」は、植物から抽出した100%天然のものですが、天然の植物成分だからといって、全ての人間に安全でやさしいわけではありません。

植物の中に含まれる香り成分だけを抽出した精油は、植物の中に含まれていた時よりも濃縮され、作用はとてもパワフルになります。

体調や体質、肌質、使い方などによっては、皮膚にかゆみやかぶれ、刺激を感じてしまうこともあります。

赤ちゃん、妊婦さん、持病をお持ちの方、敏感肌の方など、精油を使用する際には、特に
注意が必要です。

医師や専門家に相談の上、ルールを守り、注意して安全に使用してください。

また、品質が良好な精油を使い続けるために、精油の保管方法もご説明いたします。

原液を直接肌につけない

精油は、香り成分が濃縮されているため、原液のままでは刺激が強すぎてしまいます。

肌に使う場合は、キャリアオイル(植物性オイル)や水などで、必ず希釈してください。

ラベンダーやティートリーの精油だけは原液のまま肌につけるのは可能といわれていますが、敏感肌の方は使用しない方がよいです。

精油を飲まない

精油は刺激が強すぎるため、飲んではいけません。

フランスの医療機関などでは、精油の内服をすすめる場合もありますが、あくまでも医師の指導のもとでおこなわれていることであり、独自の判断では決して飲まないでください。
たとえ水などで希釈したとしても飲まないでください。

誤って飲んでしまった場合は、すぐにたくさんの水で口をすすぎ、精油を吐き出してください。

精油を肌につける際は薄める

精油を肌に使用する場合は、必ず希釈し、成人の場合は希釈率1%以下を原則とします。

<顔用> 希釈率0.5%

植物性オイル5mlに対して精油1滴まで。

<体用> 希釈率1%

植物性オイル5mlに対して精油2滴まで。

敏感肌の方は、さらに希釈して使用した方が安全です。

肌につける前にパッチテストをおこなう

特に敏感肌の方は、精油をオイルで希釈したものが肌に合うか、刺激がないか、使用前にパッチテストを行いましょう。

腕の内側に、植物性オイルと精油をブレンドしたオイルを少量つけ、24時間程放置し、「肌が赤くなる」「かゆくなる」などの異常がでないか確認します。
もし異常が出たら、その精油やオイル、化粧品などの使用をやめてください。

パッチテストのやり方

植物性オイル5mlに、精油を1~2滴を加えて希釈したものを、腕の内側に適量を塗布し、
1~2日間、時間を置いて肌の様子を確認します。

敏感肌の方は、植物性オイルのみのパッチテストもおこなった方が安心です。

各精油の注意事項を確認する

精油はたくさんの種類がありますが、各精油にはそれぞれ、使用の際に注意が必要な場合があります。

高血圧、てんかん、妊婦中、敏感肌、キク科アレルギーなど、疾患、体調、肌質によって、刺激が強すぎる場合があります。

また、香りが強すぎる精油もあり、高濃度で使用すると逆効果になったり、気分が悪くなったり、咳が出たりすることがあります。

使用前に精油の効能や危険性をきちんと確認しましょう。

光毒性のある精油に注意

アロマテラピーの精油には、肌に使用した後に、日光などの強い紫外線に反応して肌に炎症を引き起こしたり、しみになったりする成分を含んでいるものがあります。これを光毒性といいます。

光毒性のあるミカン科やセリ科などの精油を、マッサージやアロマバス、化粧水などで肌に使用した後は、数時間ほど強い紫外線は避けるようにしてください。

夜に使用し、その後紫外線に当たらない場合は、問題はありません。

光毒性のある精油
  • レモン
  • グレープフルーツ
  • ベルガモット
  • ライム

子供の使用の注意

基本的に1歳以下の赤ちゃんへの精油の使用は控えます。
子供の芳香浴をおこなう場合は、精油の濃度を低くして、香りを薄めにします。

精油を使用した全身のマッサージも15歳以上からおこない、精油の濃度は1%以下にします。

事前にパッチテストをおこなうと安心です。

子供もアロマバスも刺激の強い精油は避け、濃度を低くしておこないます。

子供には使用できない精油
  • レモングラス
  • ペパーミント
  • タイム
  • クローブ
  • バジル
  • ジンジャー
  • ローズマリー
  • ペパーミント
  • シナモン
  • フェンネル

妊娠中の使用の注意

妊娠中は、初期での使用はできない精油や、全ての周期で使用できない精油があります。

妊娠中に精油を使用すると、体内で血液を通して精油が赤ちゃんに届いてしまいます。
赤ちゃんの健やかな成長に悪い影響を及ぼすことがないよう、精油の種類に気を付け、安全に使用してください。

また、妊娠中は、肌や香りに敏感になっていますので、精油は低濃度で使用し、肌につける場合は肌荒れを起こさないか、香りで気分が悪くなったりしないか注意しながら使用してください。

妊娠初期は、肌への使用はなるべく避け、低濃度の芳香浴をおすすめします。

 

妊娠中使用できない精油
  • レモングラス
  • レモンユーカリ
  • タイム
  • クローブ
  • バジル
  • スパイクラベンダー
  • ラベンダー・スーパー
  • シナモン
  • フェンネル
  • アンジェリカ
  • アニス
  • ジャスミン
  • セージ
  • ラバンジン
  • キャロットシード
  • オレガノ・カンファー
妊娠6か月から使用できる精油
  • サイプレス
  • ゼラニウム
  • ニアウリ
  • クラリーセージ
  • パイン
  • パチュリー
  • マジョラム
  • ローズ
  • ローマン・カモミール
  • ジャーマン・カモミール
  • ジュニパー
  • サンダルウッド
妊娠初期から使用できる精油
  • 真正ラベンダー
  • オレンジ・スィート
  • グレープフルーツ
  • レモン
  • フランキンセンス
  • ベルガモット
  • マンダリン
  • イランイラン
  • ペパーミント

病気治療の代用にしない

アロマテラピーは、心身の不調を和らげ、自然治癒力を高めて、健康増進、病気の予防に役立てることができます。

しかし、アロマテラピーを過信して、アロマテラピーだけで病気を治そうとするのは危険です

心身の不調が続くようでしたら、医療機関を受診しましょう。

継続中の治療があれば止めずに、医師と相談しながら、治療と併用してアロマテラピーをおこなうようにしてください。

精油の保管と管理

精油は、光、熱、、湿気、空気の影響を受けやすく、成分が変化してしまいます。
そのため、精油は直射日光が当たる場所や、バスルームなど高温多湿になる場所を避け、これらの影響がない冷暗所で保管します。

使用後はキャップをしっかりと閉めて、ペットや子どもの手の届かない所で保管してください。

また、精油は開封後は一年以内を目安に使い切ります。

植物性オイルと精油をブレンドしたアロマオイルも直射日光と高温多湿を避け、1~2か月以内に使い切ります。

精油は、引火する可能性がありますので、キッチンでの使用は注意し、そのまま置かないようにしてください。